「マジック界の哲学者」として世界中のマジシャンや愛好家から尊敬されているユージン・バーガーのマジック作品集。著作5冊の中から選りすぐった32作品と7本のエッセイ、ショウとしての降霊術の解説を収録。。カウフマン氏からのナビケートも付して解説。 “ユージン・バーガー マジック・コレクション” の続きを読む
タグ: 本・ノート
クレジット
https://www.script-m.jp/shop/card-magic/toyourcredit/
マジックを発表する際について回るクレジットの問題。
クレジットはなぜ必要なのか?具体的には何をどう記載すれば良いのか?その調べ方は?これらのノウハウを無料公開します。
原本は、ハラパン・オング氏がVanishing Incで無料公開したPDF。これを許可を得て、完全翻訳しました。
クレジットは先達者に敬意を表するためだけでなく、マジックを深く学んでいく際にも重要な情報となります。この冊子は、マジック界の発展を促すために倫理と実利双方の意味で重要となるクレジットのあり方の指針となるものです。
発表する方はもちろん、マジックの世界にいる方には目を通しておいていただきたい一冊です。
The Magic(by デアゴスティーニ)続報(2017年12月31日追記)
さて、先行販売からそろそろ2週間。2号も発売というタイミング。
いろんな情報がSNSで見られて、取りあえず現状の様子が出そろった感があるので、まとめておきたいと思います。
前回の記事では、配慮して意図的に省いた内容もありますので。
“The Magic(by デアゴスティーニ)続報(2017年12月31日追記)” の続きを読む
The Magic(by デアゴスティーニ)
さて、今年もまたテンヨー大会を見ることができたし、いつもの如く呑み会にも参加できたのでそのことを書こうとしたのですが。。。。
その熱が冷めやらぬうちに、今週、大きなニュースが! “The Magic(by デアゴスティーニ)” の続きを読む
ジェイミー・イアン・スイスのクロースアップ・マジック
(このエントリーは前ブログにて2008年9月28日にアップしたものに加筆修正したものです)
「内容」
ニューヨーク在住の知性派マジシャンによる豊富なレパートリーを詳細な図版と共に丁寧に解説。長年にわたるプロの経験と独特の視点から繰り出されるマジック理論は,すべてのマジシャン必読。(東京堂出版 説明文より)
ついに出版されました。というか、正確には再版です。
以前この翻訳者によって自費出版されていたものが、
ついに、東京堂出版からメジャーデビュー。
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カードマジック大事典
「内容」
カードマジックを技法編と奇術編に分けた大百科。奇術編においてはさらに現象・効果ごとに分けて考案者のオリジナル作品を解説し、さらに、そのオリジナルから改良・発展させた画期的な作品も解説。イラストや写真を多数使用したカードマジック大事典
って、これだけじゃわかりませんね(笑)
これ、東京堂出版自体の紹介文なんだけどな。
本の構成・内容など基本的には、先のエントリーで紹介した「カードマジック事典」に倣っています。前半が技法編、後半が奇術編へと分かれます。
この本自体は、通常のカード(レギュラーデック)を使って演じることを念頭に書かれています。
まず技法編ですが、ある程度必要な範囲に留めた、という感じでしょうか。
カードマジックは技法など様々なものが出現しており、当然全部紹介しきれるわけもありませんしね。
それになかには、そんなもんに勝手に名前つけるな、と言いたくなるくらいいろんなものが発表されてますね。(ネットの発達と気楽に映像を製作・配信できる事のマイナス面だと思ってます。)
それとカウント技法もとフォースに関しても必要最低限に抑えられています。まあ、この二種類については、別で日本語訳された本が出てますしね。
(それでもよく使うのは多分、この本に紹介された技法だと思います)
で、つづいて奇術編ですが、著者の宮中桂煥氏が、前書きの編集方針の部分で言っているようにクラシックもしくは定番と呼ばれるマジックが選ばれています。
カードマジック事典出版からもう数十年がたっており、奇術編に取り上げられているマジックを見直したらこうなった、て感じでしょうか。当然ダブっている作品もあったり新しく置き換えられた作品もあったり。
先の本では含まれなかった、リセットやマクドナルドエーセス。
あるいは、比較的あたらしい、マイケルクローズのフロッグプリンスとかも入ってます。
そのほかにもカードインレモンとか、ルポールの財布の手順とか。
で、両方お勧めなんですが、正直どっちか一方、勧めるとしたらどっち? って聞かれると、、、、、
迷うんですが、最近のマジックも念頭に入っているこちらの方をお勧めします。
ただ、この本、大きいんですよねえ。
比べるとこんな感じ。
値段も6400円と書籍としては結構な値段に感じるかもしれませんが、つまらんレクチャーノートやDVDを購入することを考えるとはるかにお得かと思います。
(6000円分のDVDとかでどれだけ使えるネタあります????)
カードマジック事典
このブログ、一発目の記事で何を取り上げようかな思ったのですが、やはりこれしかないかな? ということで。
東京堂出版から出版された本です。
1983年(昭和58年)の初版出版から今なお店頭に並ぶ名著です。
ある程度、マジックをやってから、改めて見返すとこの本に収録されたマジックの選択の良さに感心するばかりです。
「アンビシャスカード」から「エブリウェア&ノーウェア」、「オイル&ウォーター」まで名作と言われる物ばかりがのっています。
カードマジックが好きなら必携の一冊です。
内容は技法編とマジック編に分かれてあり、技法編にてかなりの技法が解説されています。
ただ、一つの欠点は事典となっているとおり、頭から順番に読む本では無いと言うことです。
また、今時の本のように、一つ一つのマジックが箸の上げ下ろしまで解説されているわけでは無いと言うことです。
演じるために必要な手順が必要最小限にて解説されています。
とにかくマジックをする上で必携の書であることは間違いありません。高木重郎氏に改めて感謝です。
そしてこの本ですが、この秋に新装版として新たに出版されました。それがこちら。
値段も安くなってます。
東京堂出版をおいているような大型書店で購入可能です。