「内容」
演者はバラバラに混ざったルービック・キューブを全面見せ、「一瞬で６面そろえます」と宣言します。
宣言どおり目の前で６面が揃った状態になりますが、その意外な手法に観客からは笑いが起こります。（コメディ・マジシャンであれば、ここで終わってもいいくらいです。）
６面そろった状態のルービック・キューブを改めてバラバラに混ぜます。
そして「今度こそ本当に10秒で６面を揃えます」と宣言します。
観客が「10，9，8，7……」とカウントダウンする中、演者は６面を揃えようと必死にキューブを回転させますが、遂に揃うことなくバラバラのままタイムオーバーとなります。
観客の間に落胆ムードが広がる中、演者は「10秒で見事に６面とも揃えました」と言い切ります。
観客が怪訝に思う中、演者はテーブルの脇に置いてあった別のキューブを取り上げ、配色が完全に一致していることを示します。
演者は「やはり綺麗に６面を揃えて終わりたいですね」と言い、キューブを片手で持ってゆっくりと左右に振ります。
すると、みるみるキューブは揃っていき、完全に６面が揃った状態で終わります
「日本で一番上手いプロマジシャン」を自他ともに認める ふじいあきら 氏と、騙しや笑いなど「オチ原理主義者」を標榜する 谷 英樹 氏。
いずれも厚川昌男賞受賞者でありながら、片やスライハンドの名手、片やトリック・クリエーターと、方向性の全く異なる二人がコラボした、ルービック・キューブのマジックです。
っていうことで、ルービックキューブものを取り上げたいと思います。
新年一発目は別のものをエントリーしてたんですが、急に心変わりしてこちらを取り上げることにしました。
これ、手順としてちゃんとできてるネタだともいます。
昔はルービックキューブは、「一瞬でそろう」というのがマジックの現象だったんですが、それだけではもう成り立たなくなってしまいました。
正直、ルービックキューブの公式大会がエグイことになってます。
そういうなかで、マジックとして成立させようとすると、こうなったという感じではないかと思います。
第一段をジョークで始めながらしっかり、しっかりそろえ、第二段では王道的にそろえるという。
本当ならもう終了品だったのですが、限定で再版したようです。
で、さらにノーマルのルービックキューブも付属しています。
これについては、厳密にいうとノーマル、、、ねえ、という感じ。
確かにノーマルでし、マジック的に仕掛けがあるとかではありません。ただ、マジックにもルービックキューブにも興味のないような方からすると、
「そういうものがあるんだ。。。」
という感じでしょうか。これについてはまた別のエントリーにて述べたいと思います。
、今日時点では、どうやらメーカーが数量限定で再販したようです。
在庫のあるところもあると思いますのでお早めに(*´ω｀*)